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  テレビドラマ『ケンちゃんトコちゃん』は、1970年（昭和45年）３月５日〜1971年（昭和41年）３月４日の毎週木曜日の19:30-20:00に、全52話（第１話〜第30話：モノクロ放送、第31話〜：カラー放送）でTBS系で放映されました。監督は春原政久さん他、脚本は新井光さん、光畑硯郎さん他、音楽は三沢郷さんが担当しました。主題歌は、宇野ゆう子さんと少年少女合唱団みずうみが唄う「「ケンちゃんトコちゃんGo!Go!Go!」」（作詞：風間しげみ、作曲：三沢郷）です。「ジャンケンケンちゃん」に次ぐ、ケンちゃんシリーズの第２弾です。 小学生のしっかり者のケンちゃん（宮脇康之さん）の大山一家は、商事会社に勤める商社マン・パパ（塚本信夫さん）、きれいなママ（柳川慶子さん）、かわいい幼稚園に通う妹のトコちゃん（佐久間まゆみさん）の四人家族です。学校の友達や近所の人を巻き込んで、様々な事件が起きます。その他の出演は、元船長のおじいちゃん役に清水将夫さん、気の若いおばあちゃん役に葦原邦子さん、武彦あじさん役に大谷直さん、ケンちゃんの小学校の担任の先生役に三好美智子さん、トコちゃんの通う幼稚園の先生役に水沢有美さんなどが出演しています。  前作の「ジャンケンケンちゃん」の運輸業の自営業からサラーリマン一家になり、ケンちゃんに妹のトコちゃんができます。トコちゃんの名前は、「トモコ」で省略して「トコ」になったようです。私はチャコちゃんから始まる一連のシリーズで一番好きです。また、三沢郷さん作曲の躍動感溢れる旋律の主題歌は、鳥肌が立つぐらい興奮し、今聞いても色褪せることを知りません。 児童文学の世界でも、大人の文学を子供には理解するのは難しいですが、子供向けの小説は大人にも人気がでる場合があり、テレビドラマも同様のことが言えます。そういう意味で「ケンちゃんトコちゃん」は、家族で観て楽しむことができ、家族で観たあとに話すことができるドラマです。
（2011年11月 管理者「マヤの暦」）
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