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  テレビドラマ『見合い恋愛』は、1969年（昭和44年）８月18日〜1969年（昭和44年）11月10日の毎週月曜日の21:00-21:56に日本テレビ系で、全13話がカラーで放映されました。監督は小野田嘉幹さん、山田達雄さん、脚本は寺島アキ子さん、窪田篤人さん、音楽は岡田忠和さん、主題歌は由美かおるさんが唄う「愛の風船」（作詞・作曲：岡田忠和）です。100組の縁談をまとめることに生き甲斐を感じる主婦の菅野美津江（藤間紫さん）と、それに反発する家族たちをコメディタッチで描くホームドラマです。 「結婚は見合いに限る」と信じて疑わない主婦の菅野美津江（藤間紫さん）は、100組の縁談をまとめることに生き甲斐感じています。しかし、息子と娘は反発し、恋愛へと走ります。毎回、年頃の娘や息子たちに持ち込まれるや談話や結婚問題を人生の機微や人間模様を織り交ぜて、人の出会いと結びつきの摩訶不思議さと大切さを描いていきます。 出演は、主婦の菅野美津江役に藤間紫さん、その夫役に若原雅夫さん、息子役に石立鉄男さん、娘役に由美かおるさん、祖母役に英太郎さん、その他に山本陽子さん、太田雅子さん（梶芽衣子さん）、山口崇さん、野添ひとみさん、瞳麗子さん、月丘夢路さん、浜田光夫さん、児玉清さん、高橋悦史さん、岩崎加根子さん、宮本信子さん、工藤堅太郎さん、中丸忠雄さん、白木マリさん、竹脇無我さん、岡田真澄さんなどの豪華出演者です。  私は第８回「お見合い３対１」が印象に残ります。岡田真澄さんが、磯野みどりさん・横山リエさん・岡田由紀子さんの３人の姉妹と同時にお見合いをする羽目に陥ります。この回で、岡田真澄さんと磯野みどりさんの遣り取りで、「恋愛は、相手が見えなくなり、自分を見失ってしまう」と見合いに肯定的な会話があります。なかなか含蓄のある会話だと思いながら、同時に結婚を真摯に考える男女の姿を観ました。昭和40年代中頃のいい意味の能天気さと人と人の出会いの大切さと摩訶不思議さを感じるドラマです。由美かおるさんの唄う主題歌もソフトロック調の旋律は時代を感じます。
（2011年11月 管理者「マヤの暦」）
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