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  テレビドラマ『アテンションプリーズ』は、1970年（昭和45年）８月23日〜1971年（昭和46年）３月28日の全32回、毎週日曜日の19:30-20:00にTBS系でカラーで放送されました。原案は上條逸雄さん、監督は金谷稔さん・竹林進さん他、脚本は竹林進さん・上條逸雄さん・加瀬高之さん、音楽は三沢郷さんです。主題歌はオープニングはザ・バーズが唄う「アテンションプリーズ」（作詞：岩谷時子、作曲：三沢郷）、劇中歌はザ・バーズ「恋かしら なぜかしら」（作詞：岩谷時子、作曲：三沢郷）、砂川啓介とジェット・ストリームス「俺は飛ぶ」（作詞：岩谷 時子、作曲：三沢郷）です。最高視聴率は30.3%（1970年10月４日放送・ビデオリサーチ関東地区）を記録し、女性の憧れの職業のスチュワーデスを題材したテレビドラマです。 九州佐賀の山の中で育った18才の卓球少女の美咲洋子（紀比呂子さん）は、日航101期スチュワーデス試験に合格し、上京し、厳しい訓練を経て、一人前のスチュワーデスになるまでを描いた職業ドラマです。成績は良くないが頑張り屋の主人公美咲洋子に対して、成績は良いが冷たい感じのライバル香川妙子(皆川妙子さん）、訓練生を暖かく見守る訓練教官・三上（佐原健二さん）を中心に物語の展開していきます。また、同期生の范文雀さん、パイロット訓練生の内山賢さん、美咲の仲間でよき理解者でもある高橋厚子さん・麻衣ルリ子さん・関口昭子さんなどが脇を固めます。  日曜日の7時半からの30分番組でしたが、毎回観るのが楽しみで30分が本当に短く感じました。「旅に出る夢に 手を振り 想い出を」と、岩谷時子の詩と三沢郷の曲、ザ・バーズが歌う主題歌は躍動感があり、私の好きなテレビドラマの主題歌の１つです。特に２番と３番の間のスチュワーデスの機内アナウンスは、私もスチュワーデスになって「アテションプリーズ」と英語で格好よく言ってみたいと思ったものです。華やかな職業の裏には厳しい努力が必要であり、家族の温かさや人と人の結びつきの大切さを丁寧に描いた作品で、いつの時代の人にも、家族で観てもらいたいドラマです。 最終回で、美咲洋子が「空は私たちのもの、私はシュチュワーデス」の言葉にスチュワデースという職業への誇りと未来への希望を感じました。当時の女の子はもちろん、多くの男の子もスチワーデスに憧れたを持ったことでしょうか。
（2011年11月 管理者「マヤの暦」）
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