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 映画ロケ地探索【長野県（軽井沢）編】
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 映画『光と影』（1940年） 長野県北佐久郡軽井沢町 |
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☆『光と影』【1940年（昭和15年）島津保次郎監督】 【概要】 阿部知二原作の映画化です。医学博士で防疫技師の水無瀬弘吉（大日方伝）には、許婚の佐和子（原節子）がいますが、仕事が多忙でなかなか会えずお互いに精神的に行き違いが多くなってきます。そんな折に弘吉は、疫病で愛児を亡くした峯（竹久智恵子）に同情を寄せて、精神的な援助します。また、佐和子の前にも恩田（大川平八郎）が現れて、好意を寄せ始めます。しかし、弘吉と佐和子の信頼関係を知った峰は弘吉の前から、恩田は招集されて佐和子の前から姿を消していきます。弘吉と佐和子の誤解の解けて結婚の日取りも決まり幸せに包まれます。 【ロケ地】 前篇で主人公（大日方傳さん）が東京市電で通勤し、永代橋〜木場一丁目の38系統に乗車します。門前仲町交差点では23系統と交差します。なお、都電の両系統は1972年（昭和47年）11月12日に廃止されました。 |
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【長野県「軽井沢」】 承知の為に原節子家族は、東京の上野駅から軽井沢の浅間山の麓の別荘へ列車で向かいます。 |
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映画『美しき隣人』（1940年） 長野県北佐久郡軽井沢町【信濃追分駅】 |
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☆『美しき隣人』【1940年（昭和15年）大庭秀監督】 【概要】 水戸光子は、兄の笠智衆が出征で東京の勤めを辞めて故郷に帰ります。許嫁の高倉彰が満州へ行き、手紙を読み満州へ追う決意する姿を描きます。 【ロケ地】 許嫁の高倉彰が満州へ行く壮行の場面は、「信濃追分駅」です。なお、映画に登場する蒸気機関車”29694”は、撮影当時は長野区上田支区に所属していました。 |
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映画『母の地図』（1942年） 長野県北佐久郡軽井沢町【信濃追分駅】 |
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☆『母の地図』【1942年(昭和17年)島津保次郎監督】 【概要】 戦争によって没落した岸一家は長野県から東京に移り住み、困窮を極めていた生活の苦闘と母親（杉村春子）の子供への愛情を描いた作品です。長男（三井田健）は満州で事業に失敗し、次男（大日方伝）は招集され、次女（花井蘭子）は病床に臥します。また、三女桐江（原節子）も好きな男性北野（森雅之）と専務の息子との縁談に挟まれます。若き日の森雅之が原節子の恋人役で映画デビューした作品でもあります。島津保次郎監督作品は、戦中でありながら人間の機微を見事に描いた監督として忘れることができません。 【ロケ地】 浅間山を背景にした駅は、信越本線（現：しなの鉄道線）の信濃追分駅です。 |
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映画『あの丘越えて』（1951年） 長野県北佐久郡軽井沢町【信濃追分駅】、松本市【上高地】 |
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☆『あの丘越えて』【1951年（昭和26年） 瑞穂春海監督】 【概要】 山育ちの少女（美空ひばり）が東京に引取られ、父（新田実）の経営の行詰り、祖母の死などの人生の丘を越えて成長する姿を描きます。 挿入歌「夢の花かげ」は美空ひばりさんのマイベストで、特に鶴田浩二さんとのデュエット版は秀逸。父親役で新田実さんは、時代に翻弄され壮絶な人生です。また、本格デビュー前の中川弘子さんが出演しています。 【ロケ地】 ロケ地は長野県上高地の大正池、国鉄信越線（現：しなの鉄道）「信濃追分駅」、東京都台東区の「松屋百貨店」や隅田川付近です。なお、軽井沢ー長野間の電化が完成するのは1963年（昭和38年）です。 |
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映画『カルメン故郷に帰る』（1951年） 長野県北佐久郡軽井沢町 |
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☆『カルメン故郷に帰る』【1951年（昭和26年）木下恵介監督】 【概要】 ストリッパーのリリィ・カルメン（高峰秀子）が、同僚の踊子・マヤ朱美（小林トシ子）とともに故郷の浅間山のふもとの村に帰り、。人たちとの交流を喜劇的に描きます。 【ロケ地】 ロケ地は、長野県佐久郡軽井沢町で1962年に廃線になった草軽電気鉄道（軽井沢〜草津温泉）の長いパンタグラフとL字型の車体に特徴の”デキ形”が煙を上げる浅間山を背景に颯爽と走る勇士が観られます。 |
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映画『花のいのちを』（1954年） 長野県北佐久郡軽井沢町【信濃追分駅】【沓掛駅】 |
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☆『花のいのちを』【1954年（昭和29年）田中重雄監督】 【概要】 昭和19年に女子高校を卒業した5人の女高生が、戦争や戦後の混乱の時代や男性に翻弄される姿をすれ違う恋愛や女性自立も交えて、お互いの友情を確認する姿を描きます。 【ロケ地】 沢村美智子が遠い親戚を頼りに訪れるのは、国鉄信越線（現：しなの鉄道）「信濃追分駅」です。また、東京へ行く沢村美智子の乗る列車と沢村美智子に会うために行く菅原謙二と山本富士子が乗った列車が行き違うのは「沓掛（現：中軽井沢）駅」です。 |
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【軽井沢町「信濃追分駅」の今昔】 国鉄信越線（現：しなの鉄道）「信濃軽井沢」の駅舎は、1923年（大正12年）の駅舎が現存しています。しなの鉄道の最高所駅957mで、北国街道の分岐点などの宿場の中心から徒歩で役30分ほどと離れていて、駅前はのんびりとしています。また、長野方面生きのホームからは天気に恵まれれば浅間山が見れます。 |
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映画『』風立ちぬ（1954年） 長野県北佐久郡軽井沢町【信濃追分駅】 |
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☆『風立ちぬ』【1954年（昭和29年）島耕二監督】 【概要】 結核に冒された伏見節子（久我美子）と恋人の学生の坂井弘（石浜朗）との恋愛を描きます。 は堀辰雄の同名小説の映画化です。 【ロケ地】 久我美子は療養生活を終えて、東京に戻るために父の山村聡と「信濃追分」から列車に乗ります。、 |
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映画『山鳩』（1957年） 長野県北佐久郡軽井沢町
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☆『山鳩』【1957年（昭和32年）丸山誠治監督】 【概要】 老駅長（森繁久彌）と自殺を図る娼婦（岡田茉莉子）の恋を描きま す。 【ロケ地】 舞台は1962年に廃線になった草軽電気鉄道（軽井沢〜草津温泉）の「信濃松沢駅（ロケ地：小瀬温泉駅）」です。長いパンタグラフとL字型の車体に特徴の”デキ形”が煙を上げる浅間山を背景に颯爽と走る勇士が観られます。 |
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映画『裸身の聖女』（1957年） 長野県北佐久郡軽井沢町【信濃追分駅】 |
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☆『裸身の聖女』【1957年（昭和32年）野口博志監督】 【概要】 表向きは女子寮を経営し、裏で入寮した女性を売春させる”白線組織”と、それを追う刑事たちを描きます。 【ロケ地】 筑波久子は女子寮を抜け出し、友人の軽井沢の「軽井沢聖パウロカトリック教会」の修道士の南風洋子に「信濃追分駅」に降り立ちますが、追手に捕らえられます。 |
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映画『今日もまたかくてありなん』（1959年） 長野県北佐久郡軽井沢町【中軽井沢駅】、小諸市【小諸駅】【懐古園】 |
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☆『今日もまたかくてありなん』【1959年(昭和34年)木下恵介監督】 【概要】 サラリーマンの妻（久我美子）が、夏の期間に家を貸すために息子（十八代目中村勘三郎）とともに実家の軽井沢で過ごします。軽井沢で庶民生活を土足で踏みにじる反社会たちに対して、知り合った元軍人の男（十七代目中村勘三郎）の怒りが爆発します。島崎藤村の「千曲川旅情の歌」の詩「昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなん この命なにを齷齪(あくせく 明日をのみ思いわずらう」が主題です。 【ロケ地】 久我芳子の実家は長野県「中軽井沢樹」、久我美子は、十八代目中村勘三郎と小諸の「懐古園」を訪れます。 |
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映画『離愁』（1960年） 長野県北佐久群軽井沢町【中軽井沢駅】 |
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☆『離愁』【1960年（昭和35年）大庭秀雄監督】 【概要】 三浦暁子（岡田茉莉子）が、夫の三浦清高（中谷昇）との婚約中に陶芸家の境道介（佐田啓二）と何度か親密を重ねていました。道二に自殺を助けられた暁子の姪の木谷れい子（桑野みゆき）の縁で4年ぶりに偶然再会したことから、姪と同時に 陶工を愛する様になり 苦悩する様を描きます。井上靖原作の映画化です。 【ロケ地】 岡田茉莉子の夫中谷昇は、フランスに出張し、岡田茉莉子は義父母が滞在する 軽井沢の別荘にご機嫌伺に行きます。そこに桑野みゆきも合流し、岡田茉莉子は中軽井沢駅に迎えに行きます。 |
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映画『童貞先生行状記』（1957年） 長野県北佐久郡軽井沢町【軽井沢「軽井沢駅」】 |
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☆『童貞先生行状記』【1957年(昭和32年)春原政久監督】 【概要】 江戸っ子の野々宮晋輔（フランキー堺）が、地方の女学校に赴任、生徒たちや町の人々、ボス（小沢昭一）などと起こす騒動を描きます。 【ロケ地】 フランキー堺は、長野行きの列車で碓氷峠〜軽井沢を経由して小諸駅に着きます。 |
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映画『霧子のタンゴ』（1963年） 長野県佐久群軽井沢町【中軽井沢「塩壺温泉」】 |
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☆『霧子のタンゴ』【1963年（昭和38年）滝沢英輔監督】 【概要】 千代（松原智恵）貧しいコックの明（山内賢）、裕福だが産みの母への愛情に飢えた俊一（小杉勇二）が、恋愛と友情に悩む姿を描きます。 【ロケ地】 杉田勇二の生母の経営するホテルは、軽井沢町中軽井沢塩「塩壺温泉ホテル」で実在するホテルです。 |
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映画『光る海』（1963年） 長野県北佐久軽井沢町【万平ホテル】 |
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☆『光る海』【1963年（昭和38年）中平康監督】 【概要】 大学英文科を卒業した学生たちを、作家の卵の吉永小百合を中心に描く青春群像劇です。 【ロケ地】 高峰三枝子が、森雅之の前菜の田中絹代訪れるために軽井沢を訪れます。宿泊は「万平ホテル」です。「万平ホテルアルプス館」は、1936年（昭和11年）に建築された木造三階建、金属板葺の建物です。2018年（平成30年）に登録有形文化財（建造物）に登録されました。 |
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